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定年後の過ごし方ランキング【女性版】50代・60代・70代が毎日を楽しむ10選

定年後の過ごし方ランキング【女性版】50代・60代・70代が毎日を楽しむ10選

子どもが独立し、夫や家族のために過ごしてきた長い時間がひと段落した頃、ふと「これからの時間、どう使おうか」と立ち止まる女性はとても多いものです。

仕事をしていた方も、家庭を守り続けてきた方も、気づけば「自分のための時間」が目の前に広がっている——そんな感覚を覚えるのが、ちょうど50代後半から60代という時期です。

これまで誰かのために回していた毎日が変化し、「さて、自分はどう生きようか」という問いが、ふっと浮かんでくる。
その戸惑いは、決して珍しいことではありません。

でも、その「どうしよう」という気持ちは、裏を返せば「これから何でもできる」というサインでもあります。
実際、定年前後の時期から新しい趣味や生きがいを見つけ、毎日を生き生きと楽しんでいる女性はたくさんいます。

この記事では、そんな50代・60代・70代の女性たちに人気の「定年後の過ごし方」を、ランキング形式で10個ご紹介します。
おひとりさまの方にも、夫がいる方にも参考にしていただける内容ですので、どうぞ気軽に読み進めてみてください。

女性ほど強い「老後への不安」という現実

日本労働組合総連合会が2025年に実施した「社会保障に関する意識調査」によると、老後の生活に不安を感じる女性の割合は、50代で82.8%、60代以上では87.0%にのぼることがわかっています。男性と比べて10〜20ポイント以上高いというデータもあり、女性が老後をとりわけ真剣に考えている様子が浮かび上がります。不安の中身としては「老後の生活」「資産や預貯金」「自身の健康」が上位を占めており、お金と健康、そして日々の充実感という三つへの関心が重なっています。

ただ、この不安は決してネガティブなものだけではありません。むしろ「今のうちに準備しておきたい」「自分らしい老後を描いておきたい」という前向きな意欲の裏返しでもあります。実際、ハルメクが50〜80代女性を対象に行った調査では、年齢が上がるにつれて暮らしへの満足感が安定する傾向が見られており、シニア女性の幸福度は決して低くないことも示されています。

充実した老後を送る女性が増えている

「不安だから準備する」より「楽しみだから動き出す」という気持ちで老後を迎えた女性ほど、実際の生活満足度が高くなる傾向があります。最近では、定年後の女性の間で「ご自愛消費」や「イマ活」と呼ばれる、今この瞬間を自分のために楽しむ意識が広がっており、旅行・習い事・美容・グルメなど自分の「好き」に素直に向き合う女性が増えています。この記事では、そんな充実したセカンドライフを送る女性たちに共通する「定年後の過ごし方」をランキング形式でご紹介していきます。おひとりさまの方にも、夫がいる方にも参考にしていただける内容です。どうぞ気軽に読み進めてみてください。


目次

【女性版】定年後の過ごし方ランキング TOP10

ソニー生命が2025年に全国の50〜79歳男女1,000名を対象に行った「シニアの生活意識調査」では、女性の現在の楽しみの1位は「旅行」(46.2%)、2位「テレビ・ドラマ」(43.2%)、3位「読書」(30.4%)、4位「グルメ」(30.0%)という結果が出ています。またアクティブシニアを対象にした趣味・活動トレンド調査2025では「スポーツ・体を動かすこと」が48.5%と最多で、「旅行・観光」(43.3%)、「文化活動」(41.0%)が続いています。これらのデータをもとに、女性ならではの視点を加えて「定年後の過ごし方ランキング」をご紹介します。

1位:旅行(ひとり旅・女友達との旅)

定年後の女性に最も人気が高いのが旅行です。仕事中はなかなか取れなかった長期休暇が自由になり、国内温泉巡り・女友達との旅・ひとり旅など、楽しみ方の幅がぐっと広がります。「定年したらまず旅行に行きたい」という声は女性シニアの間で非常に多く、旅先での食やふれあいを一緒に楽しめる女友達グループ旅行は特に人気です。おひとりさまの方も、ひとり旅専用ツアーや女性向けのシニア旅行プランが各社で充実してきており、安心して楽しめる環境が整っています。

2位:ウォーキング・軽い運動

毎日の「少し歩く」習慣が、健康維持と気分転換の両方に効果を発揮します。ウォーキングは費用がほとんどかからず、自分のペースで続けられるため、シニア女性に最もとっつきやすい運動のひとつです。近所の公園を一周するだけでも、季節の変化を感じたり、顔見知りと挨拶を交わしたりと、小さな楽しみが生まれます。最近はヨガやピラティスも女性シニアに人気が高まっており、体の柔軟性と心の落ち着きを同時に整えられる点が支持されています。

3位:習い事・学び直し

定年後は「学ぶ時間」を自分のために使える絶好のタイミングです。2026年の女性が挑戦したい習い事ランキングでは英語が1位に輝き、海外旅行やインバウンド対応への関心の高まりが背景にあると分析されています。料理・ヨガ・ピラティス・絵画・デッサンなども女性に人気が高く、「新しい自分に出会える」という感覚が定年後の生きがいにつながります。グループ形式のレッスンであれば、同世代の仲間と交流できる場としても機能するため、一石二鳥です。

4位:ガーデニング・家庭菜園

後期高齢者の女性を対象にした趣味調査では、「園芸・庭いじり・ガーデニング」の行動率が37.7%と堂々の1位になっています。季節の花を育てたり、ミニトマトやハーブを家庭菜園で育てたりする楽しみは、毎日小さな達成感を積み重ねることができます。体を無理なく動かしながら、植物の成長を見守る時間は、定年後の暮らしに自然なリズムをもたらしてくれます。マンション住まいでもベランダ菜園やプランター花壇から始められるため、住環境を問わず取り組みやすい点も魅力です。

5位:読書・映画・ドラマ鑑賞

シニア女性の楽しみとして「読書」(30.4%)「テレビ・ドラマ」(43.2%)「映画」(29.4%)はいずれも上位に入っています。定年後は時間を気にせず本の世界に没頭できるようになり、これまで忙しくて読めなかった作品にじっくり向き合えます。図書館を「無料の学びとくつろぎの空間」として活用している女性も多く、本を軸に読書会や映画の感想を語り合うコミュニティに参加することで、同じ趣味を持つ仲間との出会いにもなります。

6位:ボランティア・地域活動

定年後にボランティア活動を始める女性は少なくありません。子どもの学習支援・介護施設でのふれあい活動・地域の清掃・手芸や音楽を活かしたボランティアなど、その形はさまざまです。ボランティアは「誰かの役に立っている」という実感が得られ、孤立しがちな定年後の生活に社会とのつながりをもたらしてくれます。特に人との会話や交流が好きな女性には、地域コミュニティへの参加という面でも大きなメリットがあります。

7位:手芸・絵・ものづくり

後期高齢者女性の趣味調査では「編み物・手芸」が行動率14.6%で、女性特有の高い人気を示しています。縫い物・刺繍・水彩画・陶芸など、手を動かして何かをつくる時間は、集中力を高め、完成したときの喜びが格別です。作った作品をSNSに投稿したり、フリマアプリで販売してみたりと、楽しみながら少し収入を得る女性も増えています。趣味の延長に小さな自信と達成感があるのが、ものづくり系の大きな魅力です。

8位:グルメ・カフェ巡り

シニア女性の楽しみとして「グルメ」は30.0%と上位に入っており、定年後の日常に「おいしい体験」を取り入れる女性は多くいます。気になっていたランチのお店に平日にゆっくり行けるようになったり、友人とカフェでのんびりおしゃべりを楽しんだりと、食を通じた時間は心を豊かにしてくれます。おひとりさまでも「おひとりさまランチ」「おひとりさまカフェ」を気軽に楽しむ女性シニアが増えており、ひとりの外食を特別なひとときとして楽しむ姿も珍しくなくなってきました。

9位:SNS・ブログ・写真

シニア世代のSNS利用者は近年急増しており、特に女性シニアの間でInstagramやブログを通じて日常を発信する文化が広がっています。旅の記録・作った料理・育てた花の写真など、日常の「きれいだな」「おいしそうだな」を発信することで、同じ趣味を持つ人とつながれます。ブログは書く行為そのものが脳トレや日記がわりになり、「読んでくれている人がいる」という喜びが続ける動力になります。

10位:孫・家族との時間

孫が生まれた世代にとって、孫との時間は老後の大きな楽しみのひとつです。ただし、現代のシニア女性の間では「孫育てに追われるだけの老後はもう古い」という声も多く、自分の時間を保ちながら孫との関係を楽しむスタンスが主流になりつつあります。子どもや孫との適度な交流は心の充実感につながりますが、それだけに頼らず、自分だけの楽しみを並行して持つことが、生き生きとした老後の鍵になります。


おひとりさま女性の楽しみ方のコツ

「ひとりで老後を迎えるのは、少し不安」という気持ちを持っている方は少なくありません。でも実は、内閣府の調査データによると、おひとりさまシニアの生活満足度を男女別に見ると、男性より女性のほうが際立って高いという結果が出ています。おひとりさまの女性は、コミュニケーション能力の高さと人脈の幅広さを活かして、「交際」「買い物」「飲食」「屋内の趣味」など外向き志向の楽しみを積極的に持つ傾向があります。つまり、おひとりさまであることは、決して不利な条件ではなく、自分のペースで豊かな時間を構築できる「自由」の側面を大きく持っているのです。

一人時間を「孤独」ではなく「自由」に変える発想

おひとりさまの老後を楽しむうえで最初の一歩は、「ひとり=孤独」という思い込みを手放すことです。誰かに合わせる必要がない、行きたいときに行き、帰りたいときに帰れる、食べたいものを食べられる、寝たい時間に眠れる。それは、家族を持ちながら長年「相手のこと」を考えてきた女性にとって、まったく新しい種類の自由です。精神科医が語る「ひとり老後」論でも、「ひとり時間は豊かな自己との対話の機会」と位置づけられており、ネガティブな文脈ではなく、ポジティブな視点で語られるようになってきています。

ひとりだからこそできること

ひとりで過ごす時間は、誰にも邪魔されず自分の「好き」だけを追える時間でもあります。例えば、温泉地へのひとり旅は、自分のペースで湯に浸り、のんびり過ごせる定番の楽しみです。誰かのスケジュールに合わせることなく、思い立ったときに動ける身軽さは、おひとりさまだからこそ最大限に活かせる強みです。また、習い事や地域のコミュニティ活動に積極的に参加することで、「気が合う仲間」を意図的に増やすことができます。定年後の人間関係は「職場」という自動的なつながりがなくなる分、自分から動いて育てていく必要がありますが、それはむしろ「本当に好きな人とだけつながれる」という贅沢でもあります。

日常的には、毎日のルーティンをひとつ決めることが生活にリズムをもたらしてくれます。朝のウォーキング・お気に入りのカフェでのモーニング・週に一度の習い事など、「今日もやった」という小さな達成感の積み重ねが、充実感の土台になります。テクノロジーをうまく活用してSNSやオンラインコミュニティで遠方の友人と気軽に連絡を取り合うことも、おひとりさまの孤立感を和らげる有効な方法として近年注目されています。


夫がいる女性の楽しみ方のコツ

定年後に夫が家にいる時間が増えると、それまでひとりでのびのびと使えていた昼間の時間が突然なくなったように感じる女性は少なくありません。「3食作るのが大変」「家にずっといられると息がつまる」というのは、決してわがままな気持ちではありません。ハルメクが50〜60代の夫婦を対象に行った「夫婦関係に関する調査2025」によると、仲が良いと答えた夫婦でも、一緒にいる時間が「長すぎる」と感じるのは平日平均約4時間という結果が出ており、一定の距離感の必要性を夫婦双方が感じていることが伝わってきます。

「自分の時間」を罪悪感なく持つ方法

心療内科医も「夫婦が仲良く過ごす最大のポイントは適切な距離感」と語っています。妻が自分の時間をすべて家事や家族のために使ってしまいがちな傾向は、これまでの生き方の中で自然と身についたものです。でも定年後は、そのパターンを少しずつ変えていい時期でもあります。「週に一度は習い事に行く」「月に一度は女友達とランチをする」「朝のウォーキングは自分だけの時間にする」といった小さな境界線を設けることが、自分を大切にする第一歩になります。「夫の邪魔をしているわけではない、自分を整えているのだ」という発想の転換が、罪悪感をやわらげてくれます。

夫婦それぞれが充実することで関係がよくなる

意外に思えるかもしれませんが、夫婦が「それぞれの時間・それぞれの楽しみ」を持つことが、二人の関係をかえって豊かにすることが多いのです。定年後に「一緒にいたい夫」と「少し離れたい妻」という意識のズレはよく見られますが、それぞれが自分の居場所や楽しみを持つことで、一緒にいる時間の質が上がるとも言われています。例えば、夫が午前中に自分の趣味に出かけ、妻は友人とカフェで過ごす。夕方に帰宅してお互いの話をする、という形が「適切な距離感」の一例です。

また、ときには夫婦一緒に新しいことにチャレンジしてみるのもよい刺激になります。夫婦での旅行・料理教室・ハイキングなど、「並んで楽しむ体験」は共通の話題を増やし、会話のきっかけにもなります。大切なのは「常に一緒でなければならない」でも「常に離れていたい」でもなく、お互いの心地よいリズムを話し合いながら見つけていくことです。定年後の夫婦関係は、長い人生の中で改めて「二人の新しい形」を作り直せる貴重な機会でもあります。


定年後の女性が後悔しないために知っておきたいこと

65歳以上の女性600人に「老後にやっておけばよかったこと」を尋ねた調査では、1位は「運動習慣をつけること」で、実に7割の女性が健康面での後悔を挙げました。NRIが全国65歳以上のシニア約1,000人を対象に行った調査でも、シニアが現在直面している不安の1位は「自分の健康」(65.0%)、2位は「老後の生活費・経済的なゆとり」(48.0%)という結果が出ています。定年後に後悔しない女性の多くに共通しているのは、現役時代のうちから「お金・健康・つながり」の三つをバランスよく意識してきたという点です。

お金・健康・つながりの三つのバランス

まず「健康」について言えば、定年後に「もっと早く運動習慣をつけておけばよかった」と感じる女性が非常に多いことが調査で明らかになっています。体が動くうちにこそ旅行も趣味も楽しめるという事実は、後になって初めて実感することが多く、だからこそ「まだ大丈夫」と思えているうちに、毎日のウォーキングや軽いストレッチを習慣にしておくことが将来の自分への大切な投資になります。現役時代に健康維持の行動を積極的に取った人ほど、定年後の生活満足度が高いというデータもあります。

次に「お金」については、女性は男性と比べて平均年金受給額が低い傾向があるため、現役時代からの備えがとりわけ重要です。ただし、ここで大切なのは「不安に駆られて節約一辺倒になる」ことではありません。60代以降の女性は、不安の重心が「貯蓄」より「今を楽しむ」方向に自然とシフトしていく傾向があり、必要な備えをしたうえで「好きなことにお金を使う」という感覚が、結果的に満足度の高い老後につながります。

そして「つながり」は、三つの中でも最も見落とされがちなものです。定年後は職場という自動的な人間関係がなくなるため、意識的に社会とのつながりを保つ行動が必要になります。ハルメクの調査でも、シニア女性の幸福度を支えているのは「安心して暮らせる家がある」「誰かに必要とされる場がある」「身近に話せる人がいる」という日常的なつながりであることが示されています。ボランティア・習い事・地域活動・SNSなど、形はどんなものでもかまいません。小さなつながりを日常にいくつか持っておくことが、豊かなセカンドライフの土台になります。

今からでも遅くない「小さな一歩」

定年後の充実した暮らしは、何か大きなことを決断しなければ手に入らないものではありません。「来週、久しぶりに友人に連絡してみる」「近所のカルチャーセンターの案内を取り寄せてみる」「明日の朝、10分だけ早起きして散歩してみる」、そんなほんの小さな一歩が積み重なって、やがて自分だけのセカンドライフが形になっていくものです。NRIの研究でも「現役時代の行動が定年後の満足度を左右する」と示されており、50代であれば今からでも十分に間に合います。「どう生きようか」と考え始めたその瞬間が、すでに充実した老後への第一歩なのです。


まとめ

定年後の過ごし方に「正解」はありません。
旅行が好きな人もいれば、家でのんびり読書をしていることに幸せを感じる人もいます。
ガーデニングで土に触れることに癒される人もいれば、習い事で新しい自分に出会うことに喜びを感じる人もいます。

今回ご紹介したランキングはあくまでも参考のひとつです。
「みんながやっているから」ではなく、「自分が心地よいと感じるかどうか」を基準に、自分だけの過ごし方を少しずつ見つけていただけたら嬉しいです。

おひとりさまの方は、一人時間を自由と前向きにとらえることが、充実した日々への近道です。
夫がいる方は、「自分の時間を持つこと」に罪悪感を持たず、夫婦それぞれが楽しみを持てる関係を育てていくことが、二人の暮らしをより豊かにしてくれます。

どちらの立場であっても、大切なのは「自分のことを大切にする」という姿勢です。
シニア女性の幸福度を支えているのは派手な出来事ではなく、日常の中の小さな「好き」と「つながり」の積み重ねです。

定年はゴールではなく、新しい人生の幕開けです。
50代・60代・70代、どの年代からでも「今日が一番若い日」です。
この記事を読んでくださったあなたが、自分らしいセカンドライフの第一歩を踏み出すきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。

もしよかったら、こちらの記事もあわせて読んでみてください。きっとあなたの「これからの暮らし」のヒントが見つかるはずです。

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