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定年後の趣味おすすめ15選|健康・費用・人間関係で選ぶ充実した第二の人生

定年後の趣味おすすめ15選|健康・費用・人間関係で選ぶ充実した第二の人生

「定年後、毎日何をすればいいのだろう」と感じている方は、決して少なくありません。
長年続けてきた仕事がなくなると、生活リズムや人間関係が一変し、戸惑いを覚えるのはごく自然なことです。

趣味は単なる暇つぶしではなく、健康維持・孤独防止・生きがい創出という3つの柱を支える、定年後の生活に欠かせない存在です。

この記事では、定年後に趣味を持つことの大切さから、おすすめの趣味15選、長続きさせるコツまでをわかりやすくお伝えします。

目次

定年後に趣味を持つことが大切な理由

マーソ株式会社が60代以上の男女200名を対象に行ったアンケート調査では、健康寿命を延ばすために重要なこととして「趣味を持つ」を選んだ割合が男性66%・女性77%と、調査項目のなかで1位を記録しました。
趣味は体を動かす機会を増やすだけでなく、脳や精神への刺激としても有効で、認知機能の低下予防にも役立つと考えられています。

また、東京都健康長寿医療センター研究所の研究では、社会的孤立と閉じこもり傾向が重なっている高齢者は、どちらも該当しない人に比べて6年後の死亡率が2.2倍高まるという結果が示されています。
趣味を通じた社会的なつながりは、孤独感の軽減とメンタルヘルスの向上に直結します。
趣味はただ楽しいだけでなく、定年後の心と体を守るための、もっとも手軽で効果的な習慣のひとつです。

趣味を選ぶ3つのポイント

ウォーキング・水泳・ヨガ

定年後の趣味選びでは、「体力・費用・一人でもできるか」の3軸で考えることが大切です。
70歳の高齢者の筋肉量は20歳ごろと比べて約30%低下するとされており、体への負担が大きすぎる趣味は怪我の原因になりかねません。
激しいスポーツより軽い運動や手先を使う活動からスタートする方が、長く安全に続けやすいでしょう。

費用については、総務省「家計調査報告(2022年)」によると65歳以上の夫婦のみ無職世帯の教養娯楽費は月額約21,365円が平均です。
老後の家計とのバランスを考え、まずは低コストで試せる趣味から始めることをおすすめします。

また、一人でもできる趣味をベースに持ちながら、余裕があれば仲間と楽しめる趣味を加えていくスタイルが、定年後の趣味生活をバランスよく充実させるコツです。

定年後におすすめの趣味15選

定年後の趣味は、大きく「体を動かす系」「創作・インドア系」「学び・交流系」の3つのカテゴリーに分けて考えると選びやすくなります。 それぞれに異なる魅力があり、自分のライフスタイルや体力・予算に合わせて組み合わせることで、より充実したセカンドライフが実現できます。 15の趣味を順番にご紹介しますので、気になるものをいくつかピックアップしてみてください。

体を動かす系(ウォーキング・水泳・ヨガほか)

体を動かす系(ウォーキング・水泳・ヨガほか)

1. ウォーキング

定年後の健康維持において、もっとも始めやすい趣味がウォーキングです。
運動靴と動きやすい服装があれば今日からでも始められ、費用がほとんどかからない点が最大の魅力です。
有酸素運動として全身の血行を促進し、高血圧や糖尿病といった生活習慣病の予防にも役立つとされています。

また、厚生労働省が推奨する「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、中強度の身体活動を毎日60分以上行うことが健康維持に効果的とされており、ウォーキングはその最適な手段のひとつです。
近所の公園や河川敷など、自分だけのお気に入りコースを開拓する楽しみも生まれます。

2. 水泳・水中ウォーキング

水の浮力を活用した水中運動は、関節への負担が少なく、膝や腰に不安を抱えている方にも取り組みやすいのが特長です。
全身の筋肉をバランスよく使えるうえ、心肺機能の向上にも効果があるとされています。

スポーツクラブのシニア向けプールプログラムを利用すれば、同じ世代の仲間と一緒に楽しみながら継続しやすい環境が整います。
費用の目安は月額5,000〜8,000円程度で、スポーツジムへの入会が必要ですが、健康への投資として多くのシニアに選ばれています。

3. ヨガ・ストレッチ

ゆったりとした動きで心身を整えるヨガは、運動経験が少ない方でも取り組みやすい趣味です。
柔軟性の向上や体幹の強化に加え、呼吸法によるリラクゼーション効果も期待できます。

地域の公民館やフィットネスクラブでシニア向けのクラスが開かれていることが多く、月額3,000〜5,000円程度で通えるところも多数あります。
自宅でDVDや動画を参考に行えば、費用をほぼかけずに始めることも可能です。

4. 社交ダンス

音楽に合わせて踊る社交ダンスは、有酸素運動として足腰の筋力向上やバランス感覚の改善に役立ちます。
夫婦やカップルで通う方も多く、ペアで楽しむことでコミュニケーションの深化にもつながります。
ダンス教室のサークルや地域コミュニティに参加すれば、同じ趣味を持つ新しい仲間との出会いも期待できます。

5. グランドゴルフ・ゲートボール

グランドゴルフは、クラブとボールがあれば低コストで始められるシニアに人気のスポーツです。
近くの公園や広場で気軽に楽しめるうえ、グループで行うことで自然と会話が生まれ、社会的なつながりを維持する場としても優れています。
道具の初期費用は1万円程度で、その後の費用はほとんどかかりません。

創作・インドア系(ガーデニング・手芸・楽器ほか)

創作・インドア系(ガーデニング・手芸・楽器ほか)

6. ガーデニング・家庭菜園

総務省「社会生活基本調査」(2016年)において、園芸・ガーデニングは高齢者の趣味活動のトップに挙がっています。
植物の成長を見守る達成感や、美しい花や収穫した野菜がもたらす喜びは、日々の生活に大きなハリをもたらしてくれます。

庭がなくてもプランターや鉢を使えばマンションのベランダでも楽しめるため、住環境を問わず取り組めるのが魅力です。
日光を浴びながらの作業はセロトニンの分泌を促し、精神的な安定にもつながるとされています。

7. 手芸・編み物

手先を細かく動かす手芸や編み物は、脳への刺激が大きく、認知機能の維持・向上に役立つと考えられています。
毛糸や布・針などの初期材料は100円ショップでも揃えられるため、少ない費用で始められます。
作品が形として残ることで達成感を味わいやすく、孫や家族へのプレゼントにもなる実益を兼ねた趣味です。

8. 楽器演奏

子どものころから憧れていた楽器に挑戦できるのも、時間に余裕ができた定年後ならではの醍醐味です。
ピアノや三味線、ウクレレやハーモニカなど、シニア向けの入門コースがある楽器は数多くあります。

音楽を演奏することは脳全体を活性化させる効果があるとされており、認知症予防の観点からも注目されています。
地域の音楽サークルに参加すれば、発表の場も生まれ、練習のモチベーションを高めやすい環境が整います。

9. 写真撮影

カメラを持って外出する機会が自然に増えるため、引きこもり防止にも効果的な趣味です。
スマートフォンのカメラ機能も年々向上しており、初期費用を抑えて始めることができます。

「ベストショットを撮るにはどうすればいいか」と試行錯誤する過程が脳をフル活用させ、思考力の維持にも役立ちます。
SNSやブログで作品を発信すれば、同じ趣味を持つ仲間とのオンラインコミュニティへの参加も楽しめます。

10. 読書

国立青少年教育振興機構の調査によると、全世代のなかで「1か月間まったく本を読まない」と答えた比率が最も少ない年代が60代でした。
読書は費用がほとんどかからず、図書館を活用すれば無料で幅広いジャンルの本を楽しめます。

歴史・哲学・旅行記・小説など、興味のある分野を深掘りする喜びは、知的好奇心を満たし、日々の生活に豊かさをもたらしてくれます。

学び・交流系(旅行・料理教室・ボランティアほか)

学び・交流系(旅行・料理教室・ボランティアほか)

11. 旅行

ネオマーケティング社のシニア趣味調査では、旅行は定年後に人気の趣味の第2位に入っています。
現役時代には行けなかった国内外の場所をゆっくりと訪れる旅は、新しい文化や風景との出会いをもたらし、生きがいにつながります。

体力や予算に合わせて日帰り旅行から始め、慣れてきたら泊まりがけや海外旅行へと広げていく方も多くいます。
添乗員付きのシニア向けツアーを活用すれば、一人旅でも安心して楽しめる環境が整っています。

12. 料理・料理教室

料理は毎日の食事という実益と趣味の楽しさを兼ね備えた、コストパフォーマンスに優れた趣味です。
減塩メニューや栄養バランスを意識した調理を学ぶことで、健康維持にも直結します。

料理教室ではパン・和食・イタリアン・製菓など多彩なジャンルを選べるうえ、参加者同士の交流が生まれやすい環境でもあります。

特に定年退職後の男性に料理を始める方が増えており、家庭内の新たな役割として自信につながるケースも多いです。

13. 英会話・語学学習

定年後にはじめて語学に挑戦する方は少なくありません。
英会話スクールや地域の語学サークルへの参加は、学習という刺激と人との交流という2つの効果を同時に得られる優れた選択肢です。

外国語を学ぶ過程では、記憶力や集中力が継続的に鍛えられ、脳の活性化につながります。
語学力が身につけば、海外旅行がより深い体験になるという相乗効果も期待できます。

14. 囲碁・将棋・麻雀

厚生労働省「認知症予防・支援マニュアル(改訂版)」でも、囲碁・将棋・麻雀は脳を自立的に動かす活動として認知症予防効果が期待できると示されています。

地域の公民館やカルチャーセンターにはシニア向けの囲碁・将棋サークルが多数あり、初心者でも参加しやすい環境が整っています。
対局を通じた人との交流は、孤独防止にも大きな効果をもたらします。

15. ボランティア活動

自分が地域や社会の役に立てるという実感は、趣味とは異なる深い充実感と生きがいをもたらしてくれます。
清掃活動・介護支援・子どもの学習サポートなど、ボランティアの種類は多岐にわたり、自分の経験やスキルを活かせる活動も見つけやすいです。

首相官邸「生涯活躍のまち」構想の報告書(2015年)によると、生きがいの有無で7年後の生存率が10%異なるという調査結果もあり、社会とつながり続けることの重要性が裏付けられています。

趣味を長続きさせるコツ

趣味を長続きさせるコツ

定年後に新しい趣味を始めても、数週間で飽きてしまったり、体調を崩して中断してしまったりする方は少なくありません。 長続きする趣味生活を実現するためには、「始め方」と「続け方」の両方にちょっとしたコツが必要です。 ここでは、定年後の趣味を無理なく習慣化するための方法と、仲間づくりによる継続率向上のヒントをご紹介します。

無理なく始めて習慣化する方法

趣味を長続きさせるうえで最も大切なのは、最初から頑張りすぎないことです。 「毎日2時間練習する」「週3回は必ず通う」といった高い目標を最初から設定してしまうと、少し休んだだけで「失敗した」という気持ちが生まれ、そのままやめてしまうケースが多く見られます。 最初の1か月は「週1回でもできたら上出来」というくらいのゆるやかな目標から始め、慣れてきたら少しずつペースを上げていく方法が、習慣化を成功させる近道です。

また、趣味を始める前に「体験レッスン」や「短期講座」を活用することも非常に有効です。 多くのカルチャーセンターやスポーツクラブでは、入会前に無料または低料金で体験できるプログラムを用意しています。 実際にやってみることで「自分に合うかどうか」を体で感じてから本格的に取り組めるため、途中でのギブアップを防ぐことができます。

さらに、公民館や地域の公共施設が開催する講座やサークルは、費用が手頃で同世代の参加者が多いという点でも始めやすい環境です。 市区町村の広報誌や地域包括支援センターに問い合わせると、自分の興味に合った活動が見つかりやすいでしょう。 「一度参加してみてダメだったら別の趣味を試せばいい」という気軽な姿勢が、定年後の趣味探しにはとても大切です。

趣味を日常のルーティンに組み込むことも、継続率を高める効果的な方法です。 「毎朝7時にウォーキング」「毎週火曜日の午後は教室に通う」と曜日・時間を固定することで、趣味の時間が生活のなかに自然に定着していきます。 習慣化とは「考えなくてもできる状態」を作ることですので、最初の3か月間は意識的にスケジュールに組み込み、繰り返し続けることが重要です。

仲間づくりで継続率を上げる

趣味を長続きさせるうえで、仲間の存在は非常に大きな役割を果たします。
同じ趣味を持つ仲間と定期的に会う機会があると、「次も行かなければ」という適度な義務感が生まれ、外出や活動の動機づけになります。
一人では続かなかった趣味も、仲間と一緒なら自然と続けられるというケースは非常に多いです。

地域のサークル活動や趣味の教室に参加することで、共通の話題を持つ新しい友人ができる可能性があります。
定年後に人間関係が狭まりがちなシニア世代にとって、趣味を通じた新しいつながりは、孤独予防だけでなく日々の生活の楽しさを大きく広げてくれるものです。
SNSやオンラインコミュニティを活用して、全国の同じ趣味を持つ仲間とつながる方法も、特にコロナ禍以降に広がった新しい選択肢として注目されています。

夫婦や家族で共通の趣味を見つけることも、継続率を上げる有効な手段のひとつです。
最も身近なパートナーと一緒に楽しめる趣味があれば、互いのペースを確認しながら無理なく続けやすい環境が生まれます。
「定年後に夫婦でウォーキングを始めたら健康診断の数値が改善した」
「妻と一緒に料理教室に通い始めて会話が増えた」といった声は、シニア向け活動の現場でよく聞かれます。

大切なのは、趣味に対して完璧を求めすぎないことです。
うまくできなくても、続かない日があっても、それで構いません。
グッドライフシニアの専門家が指摘するように、趣味において最も重要なのは「うまくやること」ではなく「自分の興味や情熱に合ったものを楽しむこと」です。

楽しいから続く、続くからもっと楽しくなる、という好循環を作ることが、定年後の趣味生活を豊かにするもっとも確かな方法といえるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 定年後に趣味を始めるのは遅くないですか?

まったく遅くはありません。 三井住友銀行のコラムによると、60歳で定年退職した場合の退職後の時間は男性で約9万時間、女性で約12万時間にもなるとされています。 これは会社で働いていた時間に匹敵する長さで、やりたいことを始めるのに年齢的に遅すぎるということはありません。

Q2. 費用の目安はどのくらいですか?

総務省「家計調査報告(2022年)」によると1人あたり月約1万円が平均ですが、ウォーキングや読書・図書館活用のようにほぼ費用のかからない趣味も多数あります。 まずは低コストで試せるものからスタートすることをおすすめします。

Q3. 体力に自信がない場合、どんな趣味が向いていますか?

水中ウォーキング・ヨガ・ストレッチなど関節への負担が少ない運動や、手芸・読書・楽器演奏など座って取り組めるインドア系の趣味がおすすめです。 「少し疲れるくらい」を目安に、自分の体調と相談しながら無理のない範囲で始めることが大切です。

Q4. 認知症予防に特に効果的な趣味はありますか?

厚生労働省「認知症予防・支援マニュアル(改訂版)」では囲碁・将棋・麻雀が有効とされています。 また手芸・楽器演奏・料理など指先を細かく使う活動や、語学学習・読書・パズルなど新しいことを継続的に学ぶ活動も、脳への刺激という観点で有効です。

Q5. 趣味を始めて失敗しないコツを教えてください。

最も大切なのは「完璧を求めすぎないこと」です。 うまくできなくても途中で別の趣味に変えても、それは失敗ではありません。 まずは体験レッスンで試してから本格的に取り組む順番を守ることで、無駄な出費や挫折を防ぐことができます。

まとめ

定年後の趣味は、健康維持・孤独防止・生きがい創出という3つの柱を支える、セカンドライフの要です。
趣味選びでは「体力・費用・一人でもできるか」という3つのポイントを確認しながら、まずは低コストで試せるものから気軽にスタートすることをおすすめします。

ウォーキングやヨガのような体を動かす趣味、ガーデニングや楽器演奏のような創作系、旅行や料理教室のような交流系など、今回ご紹介した15の趣味のなかから、自分の興味や生活スタイルに合うものを2〜3個選んでみてください。
完璧を目指さず、楽しいから続けるという好循環を作ることが、豊かな定年後生活への一番の近道です。

まずは近くの公民館やカルチャーセンターの体験講座に参加してみるところから、新しい一歩を踏み出してみましょう。

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