歌舞伎座から八丁堀へ——おじさんたちの銀座・築地ぶらり散歩
築地場外市場——混んでいて、高い。でも活気は本物
築地本願寺から場外市場まではほんのすぐです。
「久しぶりに来たな」「何年ぶりだろう」などと話しながら歩いていると、遠くからでも人の多さが目に飛び込んできました。

これは「混んでいる」を超えていた
正直に書きます。ものすごい人出でした。
以前の築地場外のイメージといえば、早朝から地元の料理人や食通が仕入れに来る、活気はあるけれどどこか玄人っぽい雰囲気でした。
ところが今回訪れてみると、あらゆる通路がインバウンドの観光客で埋まっていました。
横断歩道を渡るのも順番待ちになるほどで、食べ歩きをしながら歩く人の列があちこちにできています。
英語、中国語、韓国語、聞き慣れない言語……あらゆる言葉が飛び交う中を、われわれおじさんたちはなんとか前へ進みました。

値段にもたじろいだ
そして値段です。
玉子焼きの一切れ、お寿司の数貫、そういった軽食の価格が、以前の感覚とはだいぶ違うことに気づきます。
メンバーのひとりが「昔は気軽に寄って食べていたけどなあ」とつぶやいて、しばらくその話題で盛り上がりました。
「外国の方からすれば東京の物価はまだ安いのかもしれないけれど、われわれには少々お高い」というのが率直な感想です。
とはいえ、品物の質は確かです。
鮮度の高い海産物、丁寧に仕込まれた加工品、どれも本物を売っているのは変わりません。
「値段に見合う価値があるかどうかは、財布と相談しながら」というのが落とし所でした。

それでも活気は本物
文句ばかり書いてしまいましたが、活気があること自体は悪いことではありません。
世界中の人が「TSUKIJI」を目指してやってくるというのは、考えてみれば面白いことです。
海外の方が築地の食文化に夢中になっている姿を見ると、「日本の食は世界に誇れるものなんだな」と素直に嬉しくなります。
落ち着いてゆっくり食べるには向かない雰囲気でしたが、それはそれで「今の築地のリアル」を体験できた気がします。
次に来るなら平日の早い時間帯を狙ったほうが良さそうです。
次は少し静かなところへ向かいます。



築地場外市場・アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 東京都中央区築地4丁目周辺 |
| アクセス | 東京メトロ日比谷線「築地駅」徒歩1分/都営大江戸線「築地市場駅」徒歩3分 |
| 営業時間 | 店舗により異なる(早い店は5〜6時から、多くは9〜14時ごろ) |
| 定休日 | 日曜・祝日・水曜が多い(店舗により異なる) |
| 混雑状況 | 週末・祝日・昼前後は特に混雑。平日午前中が比較的ゆっくり見られる |
| トイレ | 市場内に公衆トイレあり(混雑時は行列になることも) |
| 公式サイト | https://www.tsukiji.or.jp/ |
※各店舗の営業時間・定休日は必ずご確認ください。
築地市場場外近くに神社発見!
場外市場の喧騒を抜けて少し歩くと、突然空気が変わりました。
鳥居が見えて、気づいたら「波除稲荷神社」に吸い込まれていました。

正式名称は「波除稲荷神社(なみよけいなりじんじゃ)」。
創建は江戸時代の万治2年(1659年)と、かなり古い神社です。
築地の埋め立て工事が激しい波で何度も難航していた際、海面に光を放って漂う御神体を見つけ、社殿を建てて祀ったところ波が収まり、工事が無事完了したという言い伝えがあります。
それ以来「災難を除き、波を乗り切る」神様として、厄除け・商売繁盛のご利益で知られています。
境内に入ると、高さ2メートルを超える大きな獅子頭が2体どっしりと構えていて、思わず圧倒されました。
らにすし塚・海老塚・玉子塚・活魚塚など、かつての築地市場ゆかりの塚がずらりと並んでいます。 「魚や玉子にも供養の塚があるとは」と、メンバー全員で感心してしまいました。



先ほどまでの喧騒が嘘のような静けさで、全員で手を合わせました。 「定年後の波を乗り切れますように」と、各自それぞれにお願いしてきたようです。

波除稲荷神社・アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 東京都中央区築地6丁目20番37号 |
| アクセス | 都営大江戸線「築地市場駅」A1出口より徒歩5分 |
| アクセス(その2) | 東京メトロ日比谷線「築地駅」1番出口より徒歩7分 |
| 参拝時間 | 境内24時間参拝可能/授与所受付 9:00〜17:00 |
| 入場料 | 無料 |
| 電話番号 | 03-3541-8451 |
| 公式サイト | https://www.namiyoke.or.jp/ |
